X11 for Mac OS X によるORCAサーバーへのXDMCP接続

(注) Mac OS X 10.5 (Leopard)では、gdmのログイン画面が表示されるもののタイプ入力が受け付けられず、接続できません。(2007年11月現在)

XquartzのサイトからX11 2.1.0.1をダウンロードしてインストールすることにより一応解決。

(Mac側の設定)
X11 for Mac OS Xをインストールする。
MacOS X 10.3以降、標準でインストールCDに収録されていますが、標準インストールではインストールされないので、別途インストールが必要です。


(ORCAマシン側の設定)
/etc/X11/gdm/gdm.confを開き
[xdmcp] の部分が
Enable=falseとなっていたらtrueに書き換える。
(デフォルトはfalseです。)


(Mac側での操作)
Mac OS Xのターミナルを起動し、
/usr/X11R6/bin/X -query ***.***.***.***(ORCAマシンのIPアドレス)
をタイプしReturn。
これで、xdmcpで接続され、ORCAのgdmのログイン・ダイアログがAquaデスクトップに現れます。


(接続の自動化)
(方法1) シェル・スクリプトを利用する
ターミナルにてホームディレクトリにシェルスクリプト・ファイルを作成。
vi ~/orca.sh(もちろんファイル名はなんでもよい)

ファイルに記述する内容は、
#! /bin/sh
/usr/X11R6/bin/X -query ***.***.***.***
(ORCAマシンのIPアドレス)

保存したら、実行権を与える。
chmod +x ~/orca.sh

ファインダーに戻って、ホームディレクトリを開き、作成したファイルを右クリック(1ボタンマウスならCtrl + クリック)。
表示されたコンテキストメニューの「このアプリケーションで開く」でターミナルを指定する。

(方法2) AppleScriptを利用する
Scriptエディタを起動して、下記のスクリプトを記述する。

tell application "Terminal"
  do script "/usr/X11R6/bin/X -query ***.***.***.***"
end tell


適当な名前を付けてアプリケーションとして保存する。

(方法3) Tigerから搭載された新機能、Automatorを利用する
Automatorを起動。
ライブラリでAutomatorを選ぶと、アクションの中にシェルスクリプトを実行というのがあるので、これを右にあるワークフロー作成領域にドラッグ&ドロップする。コマンドのラジオボタンをチェックして入力フィールドに

/usr/X11R6/bin/X -query ***.***.***.***

とコマンドを記述する。
適当な名前を付けてアプリケーションとして保存する。

なお、接続解除はXメニューからQuit Xを選ぶ、または Command + Q です。


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