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恐い! インフルエンザの季節到来

 今年はインフルエンザが猛威を振るい、最悪の場合には日本でも数十万人が死亡するのでは?と言われています。どうすればこのインフルエンザにかからずに済むのでしょうか。
 インフルエンザと普通の風邪とは違います。普通の風邪は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみ、咳などが主な症状ですが、インフルエンザは風邪の症状に加えて、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が見られます。さらに気管支炎や肺炎、小児では中耳炎や熱性痙攣などを併発し重症化することもあるので注意が必要です。特に高齢者、呼吸器や心臓に慢性の病気を持っている人、また小児ではまれに急性脳症を起こすこともあり、死に至ってしまうこともありますので注意して下さい。
 現在、ヒトの世界で広く流行しているインフルエンザウイルスは、A/ソ連型、A/香港型、B型がほとんどです。それぞれの予防法、症状や治療(型によって治療薬が異なるものもある)には大きな差はありませんが、ヒトの体内にウイルス抗原に対する抗体を持っているかどうかが鍵を握っています。型が違うウイルスは抗体も違いますから、A型インフルエンザに罹った人が、その後にB型インフルエンザに罹ったりすることもあります。最近問題になっている病原性の高い鳥インフルエンザウイルスは新型インフルエンザとして人から人へ感染するようになることが懸念されており、新型であるために人に抗体がなく、大流行することが危惧されています。
 予防の基本は、流行前にインフルエンザワクチンの予防接種を受けることです。予防接種を受けたほうが、インフルエンザに罹った場合にも比較的軽く済むことが期待できます。また予防接種の有効期間はおよそ5ヶ月といわれていますので、流行前の11月〜12月に受けるのが効果的です。特に高齢者や病弱の方はインフルエンザに感染したときに重症化する心配がありますので予防接種を受けた方が良いのですが、全身状態によりますのでかかりつけ医にご相談下さい。また通常生後6ケ月未満の乳児にはワクチンを接種しません。
 予防接種は、かかりつけ医などの地域の医療機関で受けることができます。インフルエンザの予防接種は任意接種で接種期間に制限はありませんが、各自治体によって期間や費用が異なりますので、お住まいの地域のかかりつけ医、医療機関、医師会、保健所、市役所などにお問い合わせ下さい。
 インフルエンザは、インフルエンザに罹った人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されるウイルスを、鼻腔や気管などの気道から吸入することで感染します(飛沫感染という)。特に病弱な人、体力の落ちている人や寝不足の人は、人混みや繁華街への外出を控え、外出するときには必ずマスクをすることで感染を予防しましょう。また外出から帰宅したときには直にうがいをし、石鹸を使いお湯で手洗いして下さい。空気が乾燥していると、のどの粘膜の防御機能が低下し感染しやすくなりますので、マスクを使用して乾燥を防ぎ、室内では加湿器を使用した方が良いでしょう。また充分な休養、バランスの良い栄養をとり、体力や免疫力を高めておきましょう。
 不運にもインフルエンザに罹ってしまったらどうしましょう。どんな病気でも同じですが、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けて下さい。自分でできることは、安静にし、休養、栄養、睡眠を充分にとることが大切です。またジュース、お茶、スープなどで水分を充分に補給して下さい。
 抗ウイルス薬は、医療機関で診察した上で処方を受けて下さい。インフルエンザには抗生剤・抗菌剤は効きません。但しインフルエンザに感染したことにより他の細菌に感染しやすくなるので、肺炎や気管支炎などの合併症に対する治療のために抗生剤・抗菌剤を使用します。処方された薬は医師や薬剤師などから説明をよく聞き、指示通りに正しく飲んで下さい。
 一般的にインフルエンザは症状が出てから3〜7日間はウイルスを排出すると言われています。熱が下がったからといっても、一両日は感染の危険がありますので、学校や人の集まるところに出るのは避けたほうが良いでしょう。インフルエンザは、ご自分の治療が第一ですが、周りの人にうつさない注意もお願いします。



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