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「中高年の眼」

 中高年になると、目がかすむ、歪む、ピント が合わないなど、いろいろな眼症状が出現して きます。
 「メガネが合わなくなったかな?」「老眼かな?」 と思って、メガネ屋に行く方が多いのではない でしょうか。実はこれが大変怖いことなのです。 遠くや近くが良く見えないという症状が起き たときには、確かに近視や遠視、乱視、老視 (老眼)が多く、使用中のメガネが合わなくなっ たのかと思われる方がたくさんおられるでしょ う。しかし中高年では、加齢とともに眼に種々 の変化が起きてくることが多いので「眼の病気」 を疑ってみることが大切なのです。このような ときには眼科の専門医を受診してください。
 最近、病気の名前だけでも聞いたことがある かも知れませんが、「加齢性黄斑変性」という 病気が日本で増えてきました。もともと欧米で 多くみられる病気ですが、日本人の食生活など が欧米化してきたのも関係しているようです。 米国ではこの病気が65歳以上の中途失明原因の No 1です。
 「加齢性黄斑変性」(旧姓・老人性黄斑変性症) は視界の中心に歪みや見えない部分が出現しま す。これは網膜の中心にある「黄斑」が変成し てくる病気です。片目で見ると障子の桟が歪ん で見えたり、新聞や本の中心部分の文字が見づ らいので気付くことがあります。
もう一つは「加齢性白内障」(旧姓・老人性白 内障)です。これは「水晶体」が濁ってくる病 気で、視界に霧がかかったようにかすんで遠く が良く見えなくなります。白内障は30〜40代で 始まり徐々に進行します。これらの病気は加齢 によるものといわれています。
 人間の身体に必要不可欠な酸素が体内に取り 込まれると、一部は「活性酸素」という物質に 変化します。この活性酸素には病原体に対して の強力な殺菌作用があります。しかし、この活 性酸素が増え過ぎると体内の正常な細胞や組織 を傷つけてしまいます。これは「酸化」という 作用で身体の老化の原因になり、加齢性の病気 を引き起こすといわれています。この活性酸素 は、紫外線、ストレス、たばこ、激しい運動な どで過剰に発生することがありますので注意が 必要です。
 人間の身体には、もともと活性酸素を抑える 「抗酸化酵素」というものがあります。しかし この抗酸化酵素は、4 0歳を 過ぎたころから減り始め、 結果として体内に活性酸素 が増えてきます。中高年に なると、がんや糖尿病など の生活習慣病、加齢性黄斑 変性・白内障などが増えて くるのもこのためと考えら れています。
 それでは,どのようにし たら活性酸素から身体を守 ることができるのでしょう。 残念ながら体の中の「抗酸 化酵素」を増やすことはで きません。しかし、この酵素と同じような働き をする「抗酸化栄養素」を摂取することで活性 酸素の過剰発生を抑えることができます。 抗酸化ビタミンであるビタミンE、ビタミンC、 β―カロテンなどは、活性酸素を抑える働きが あり、体内の細胞を酸化のダメージから守って くれる抗酸化栄養素です。またビタミンB2、ニ コチン酸などは、酸化された物質を消去するの に役立ちます。
 亜鉛、セレン、銅、マンガンなどのミネラル は、他の栄養素と一緒になって細胞の活性化に 効果を発揮します。眼や身体の老化の原因とい われる活性酸素に対しても抗酸化酵素の構成成 分として重要な役割を果たしています。
 今注目されている栄養素の「ルティン」は網 膜の中心の黄斑や水晶体に多く含まれており、 太陽やパソコンから出る有害な青色光(有害な 紫外線より眼の奥まで届く)から黄斑を守るフィ ルターの役目をしているといわれています。ル ティンは体内で生成することはできません。ほ うれん草などに多く含まれている栄養素で1日あ たり約6rの摂取が望ましいといわれています。 このルティンを含むサプリメントがあります。 (オキュバイト・B&L社)
 加齢性黄斑変性や加齢性白内障を予防するた めに気を付けなければならないことは、バラン スの良い食生活、規則正しい生活、喫煙を控え る、太陽光から眼を守るために紫外線カットの メガネやサングラスを使用するなどです。日頃 少しでも「眼がおかしい」「見え方がおかしい」 と感じたら眼科を受診して下さい。

【参考資料】オキュバイトのHP
http://www.ocuvite.jp
資料提供:ボシュロム社



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