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 コンタクトレンズ(CL)による目のトラブルは、5回に渡って注意を呼びかけているにもかかわらずいっこうに減りませんと話す羽生田院長。
 今回は、新たに進学や就職を前にCL装用を考えている方,メガネの作成を考えている方に向けて、日本医師会常任理事で羽生田眼科医院院長の羽生田俊さんに、CLを購入するとき,メガネを作るときの注意点を教えていただきました。


まず正しいCL購入方法は?
CLは異物ですから異常を起こす危険があるということを忘れないで下さい。CLの購入には十分な知識と経験を積んだ眼科専門医による検査を受けることが大切です。
CL安売店に隣接した眼科は?
そのようなところには眼科専門医はいません。実際ここ数年、安売り店でCLを作った方々が目の異常を訴えて眼科専門医を受診しています。
どんな異常なのですか?
一番多いのは、CLの度が強すぎて目の疲れ(眼精疲労)を起こした例です。ほかには角膜(黒目)とCLのカーブが合わないために角膜の表面にただれ(角膜びらん)を起こしたり、ソフトCLで角膜に濁りを起こした例です(角膜浸潤)。この場合は治った後に新たに新たに目にあった新しいCLを作りなおすしかありません。
結局、高いCLを買ったことになる?
目に異常が起きても、安売り店ではどの部分に異常が起きているのか、何が原因か、どう治療すれば良いのかわからないのでしょうね。合わせて買ったはずのCLでも、使ってみると20〜30%は交換する必要が出てきます。安売り店が交換すべきなのに交換しないのは、交換したCLは捨てることになり、店が損をするからです。
ほかに何か異常は?
CLやメガネを合わせるときには目に異常がないかを検査をします。そのときの眼底検査で網膜の周辺部に穴が開いているのを発見することがあります(網膜円孔・網膜裂孔)。ほおっておくと網膜剥離を起こす怖い病気です。これは無症状のことが多く、眼底検査に熟練した眼科専門医でないと診断がつきません。  
眼底検査が良くできなくても検査料金を払っている?
眼科医として未熟で眼底の異常を発見できなくても窓口でお金を払っています。また、眼底写真を撮っただけというところもあるようなのですが、これは眼底検査の算定は出来ませんので受けた検査の内容を窓口で確認してください。余分な負担金を払っているかもしれません。  
メガネを作るときは?
私は年間に千人以上のVDT検診をしていますが、合っていないメガネを使っている人が余りにも多いので私自身が驚いています。そのほとんどはメガネ屋で合わせたものです。
メガネはメガネ屋で合わせるものでは?
メガネ屋で合わせたメガネは度が強すぎたり乱視が合っていないことがよくあります。またフレームが顔に合っていないこともよく見られます。メガネは度数の問題だけではありません。フレームを選ぶときから注意して下さい。CLのときと同じように目の病気のこともありますので気をつけて下さい。
CLやメガネを作るときが目の検査をする良い機会でもあるのですね?
CLもメガネも医療機具ですから、医師の検査と処方が必要と法律(医療法)で定められています。眼科専門医の検査と処方を受けて、快適な生活をお過ごし下さい。「視力即生命也」です。



羽生田眼科医院

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