昨年12月24日(今シーズン)にカッパピア上部尾根付近のコナラで観察したオオミドリシジミ越冬卵です。
証拠写真はこれだけですが、カッパピア北側斜面のコナラからも多数観察してますし、清水寺付近でも多数オオミドリシジミは観察してます。
これも観音山のカッパピア上部でみたものです。
昨年10月21日(これも今シーズンになります)
今年春孵化して成虫になるのは6月です。
これは昨年12月12日に観察した卵の拡大です。
カッパピアの生き物調査報告
オオミドリシジミの越冬卵について・・・・報告 群蝶会 池沢隆一さんより 平成20年2月
観音山丘陵周辺のオオミドリシジミの調査データーは観音山丘陵ネット会議(第7回)にも
詳しくご紹介いただいています。 HPのネット会議報告をご参照ください。
〈事務局コメント〉
オオミドリシジミの卵は地面から数十cmのヒコバエの枝分かれの所に好んで産み付けられるそうです。
したがって、「歩きにくいから」と足元のヒコバエを伐採したり、アズマネザサが繁茂すると産卵しません。
〈事務局コメント〉
初夏にしか見られない雑木林の妖精ということから、ゼフィルスと言われる蝶の代表です。
〈事務局コメント〉
なぜ越冬卵の調査が必要かというと、蝶を捕獲するのが難しいからです。たとえ、姿が見えて写真撮影できたとしても、正確な種の同定は困難です。
似たような種類の蝶と区別するためには、羽の裏側の模様(筋とかオレンジの斑点、突起の様子など)の細かな分析が必要です。
専門家が数人で議論しないと同定できないこともあります。
卵なら見分けが付くのです。