1988年
11月1日発行
No.11

               

    診療の順番や所要時間について

それぞれの医院で、外来診療を独自の方法で行っておると思います.当院でも最近診察の順番について患者さんより苦情を申し込まれる事がありました。診察の方法は予め考えたものでなく、自然発生的に患者さんに合わせてその都度適当に行って来た次第です.

今でも全く暇な日もあり、ご迷惑をかけることはない日も沢山ある訳です.一方月曜日、土曜日の九時には五〜六人め方が待っておられます.それぞれの方が診察を早く終了して、次の用事を足すことを考え家を出られていることと思います.

診察を始めて十分位で、次々に患者さんがやって参ります.そこで十人を越える方が待つ場合が出現します.外来診察室での仕事をスムースにする為に、介助する看護婦の仕事をみながら、患者さんに診察室に入っていただきます。この時'しばしば受付時間と診察室に入る時間が患者さんによっては大巾に異なることがあります.

何度も来ている方、例えば包帯交換のように単純な治療を受ける方は、早く入っていただくことになります。また理学療法を受ける方は、機械が空いている時は早く、逆に使用されている時は遅くなります。

初めて当院に来院された方(新来の患者さん)は訴えや体のことが院長に全く把握されていませんから、正にしっかりと順番に従っていただく事になります.

その結果、あとから来院された方よりも三十分以上も遅れて診察室に入ることもあり得ます.しかし新来の方同志の中では決して順番の狂いはありません。医院側としては全体の患者さんに公平にサービスをする方針ですので、何人かの患者さんには不愉快なことがあるかも知れませんが、是非ご協力をお願いしたいと考えています.

しかし緊急を要する場合や大儀で坐っていられない方などは早くする方針でいます。特別に用事のある方で、予め窓口にお申し出いただければ、臨機応変の処置が出来ます.

実際のところこの様に混雑する時間はせいぜい午前十・一時頃迄で、あとは比較的ゆっくり診察を受けられます.お急ぎでなかったら、十一時頃いらっしゃれば比較的順調に行くのではないかと思います.その他、毎月第二週の午後、院長は医師会の仕事で外出することが多くなります.診療開始時間が遅れることもありますので、お許しをお願い申し上げます.

(院長)