2007年
7月1日発行
No.123
中国四川省旅行記

 5月のゴールデンウイークを利用し、患者さん皆様にご協力願い長期の休暇を実現致しました。海外旅行はいつも単身になるのが欠点ですが、旅行社が沢山あり、自分に合った旅行予定、小さなグループに参加出来ます。
 4月29日、成田発、上海を経由して、広い中国の中央付近にある。成都は大都会で、東京とほぼ同じ人口を有し、道路は広く日本は真似が出来ません。中国経済の好況を反映し、あらゆる所で、高層ビルの建築ラッシュです。自動車の数も多少日本より少ない傾向がありますが、沢山走っております。中国のエネルギッシュな社会に触れ驚きでした。ツアーの案内人に中国人金さんが常時おり、適切な日本語の説明が得られました。日本に在住したことのない中国人がこれ程日本語を駆使出来ることに驚きました。逆に日本人で中国語を理解出来る人の如何に少ないことか! 日本の将来が危ぶまれます。
 4月30日成都より1時間程飛行機に乗り九寨溝空港に到着しました。飛行場は新しく建物は良い材料を使用してとても立派です。3500mの高地で寒くて外にはいられません。
 空港より70q位離れたホテルに宿泊し、5月2日自然遺産の九寨溝に向かいました。入口は完全に防御され兵士、警官が多数おり整理を行っていました。驚いたのは中国人の観光客の人数でした。日本の観光地でいずれもみられない人数です。一日数万人になるという話です。九寨溝だけでも広く群馬県北部と同じ位、その中に川、滝、湖が点在し、要所をバスで移動します。山は荒らされておらず、川や湖はとても素晴らしく、感動しました。多数の観光客が訪れるため、木道、木の階段が整備され、便所も多く、これも清潔で常時清掃人がゴミかたずけをしておりました。今後もこの素晴らしい自然遺産が維持されるよう心より願って下山しました。
 他の地域は次の機会に記したいと思います。
(院 長)