2009年
3月1日発行
No.133

       MRI装置の変更について

現在GE社製の0.2テスラの磁力の装置を用いています。12年を経て、コンピューターの能力が時代の進歩に遅れをとるようになりました。そこで、このたび日立社製の0.4テスラの永久磁石型の装置を導入することに決定致しました。

210日から工事開始、新装置が稼動するまで50日を要する見込みです。この間、MRIの診断は不可能となります。この新聞が発行される頃には既に工事半ばとなっています。ご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。

この間、主にCT装置を用いることをご了承下さい。

圧迫感がなく画像も鮮明に

新しい装置では脳の血管がより鮮明に写ります。また撮影時間が短くなります。いろいろな撮影法がありますので、より診断の精度を上げることができます。そのほか、頚椎、腰椎、四肢の関節、肝臓等も以前の装置より鮮明な画像が得られるようになりました。

永久磁石型の装置の特徴は音が静かで上下二枚の磁石の閲の空間が広く、圧迫感がないことです。一方、大型の超伝導磁石の装置は早く鮮明な画像が得られますが、円筒型の狭い空間に患者さんが入るため、騒音と圧迫感に悩まされることもあります。4月より今までと同じように検査が行われる予定です。期待してください。改めてMRIの簡単な説明を致します。

Mはマグネット(磁石)

Rはレゾナンス(共鳴)

1はイメージング(画像)

を意味します。磁場の中に人を入れ高周波を充てますと、それに反応して体内の水分や脂肪組織中のプロトン(1H)より電波が発生します。

これを検知器で受信し、コンピューターで画像にします。

(院長)