2009年 5月1日発行 No.134 |
新しいMRI装置の稼働状況
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2月初旬に前のMRI装置を撤去し、部屋の改造と電波遮断のための工事を進めていましたが、2週間に及ぶ調整が終わり、新装置は3月1日に設置され、3月16日より新MRlでの撮影が可能になりました。
10年以上経たため、コンピュータの進歩には驚きます。著しく正確で、速く、より精密な画像が得られるようになりました。更に進歩が見られたのは、85歳を超えた方々の脳血管も(誤って患者さんが動かない限り)年齢相応の画像が得られ、診断に威力を発揮出来ることです。撮影時間が短縮された結果、ほぼ全例の患者さんに脳血管撮影が行われることになりました。
しかし認知症の方や検査に協力できない方にはMRI検査は不向きです。心疾患でペースメーカー装着の方は検査不能です。歯科治療でインプラントを行っている方の画像が劣化することもあります。
今までは脳を中心とした検査でしたが、これからは頚椎、腰椎をはじめとして内臓諸臓器の検査も行っていきたいと思います。
4月より月、火、水曜日にX線技師の応援を得られるようになりました。院長もこれまで直接検査に携わってきましたが、更に有効に装置を活用し、検査内容を高めることが出来ると思います。装置の更新と共に大きく変わったことは今まで画像をコンビゴータを介してDVDに記録をしていました。これを更に記憶容量の大きなコンピュータに過去のDVDの記録も全て記憶されることになりました。たくさんの記録がこの小さなコンピュータに記録されていることは時代の進歩と実感されます。
この結果、撮影室から直ちに診察室に画像が送られ、患者さんに説明する場合、すべてモニター画面で済ますことになりました。フィルム画像よりも見やすく、納得していただけるようになりました。
(院長)