1998年
3月1日発行
No.67

                

   同窓会のすすめ

1月31日、中学生時代の同窓会がありました。卒業して以来48年になります。高校、大学の同窓会は男ばかりですが、久し振りに女の人が多い会合でした。男は黒髪でふさふさした者は例外的に数人しかいません、一方女性は髪の薄い人は居らず、服装も華やかで、顔の色艶も良く、更に非常に元気が良いのです。平均寿命の差がもう出てきたのかなと実感しました。我々男性の大部分は50代の始めと変らない状態で働かされているのに、女性群は自分のペースで生活しているようです。仕事一筋の生活はそろそろ考えねばならないでしょう。ストレスが多ければ成人病の発生を助長しかねません。

女性は忍耐強く、持続して良い仕事が出来る特性を有しています。私達の同級生にも素晴らしい女性が居りました。国際連合に長年勤務され,世界のために働かれ、現在女子大の学長さんとして活躍しています。女性代表としてスピーチをされた中で、日本が国際分野での活動が不充分である事を述べられました。我々末端の国民が日頃よく自覚していれば、政府の反応も少しは変るのでしょうが、島国根性で、自分の目先の事しか考えていません。私自身も国際的になろうとしても、外国に行く機会は作れず、英語専門雑誌を購読したり、英字新聞を眺める位です。男性の同級生スピーチでは経済界の重鎮が不況や数年後に来る経済のビッグバンを解説してくれました。不況の原因も日本人の村社会的、なれ合い体質の破綻からと思います。

国際的視野を以て国民各自が、損失を補わなければならないのでしょう。

とにかく同級の女性達のパワーに引きずられるような会合でした。今後出来るだけ、この様な機会を得て女性のオーラを受け止めて長生きしたいと考えました。

(院長)