色々なタイプの頭痛がありますが、取りあえず直接生命に拘りない頭痛について説明します。
次のA〜Dを満たす発作がある。 |
1.片側性頭痛 2.拍動性頭痛 3.中度〜強度の痛み(日常生活が妨げられる) 4.階段の昇降など日常的な動作により頭痛が増悪する。 |
1.悪心あるいは嘔吐 2.光過敏あるいは音過敏 |
1.臨床的に器質的疾患による頭痛を否定し得る。 2.臨床的に器質的疾患が疑われても検査により否定出来る。 3.器質的疾患が存在しても、経過により片頭痛との関係が否定出来る。 |
註:器質的疾患とは、脳腫瘍、脳出血など脳組織が変質や破壊される疾患を云います。 |
次のA,Bを満たす発作がある。 |
1.一過性の前兆があり、脳皮質あるいは脳幹の局所神経症状と考えられる。 2.前兆は、4分以上にわたり進展し、2種類以上の前兆が連続して生じる。 3.前兆は、60分以上持続することはないが、2種類以上の前兆の組み合わさる時は、その分持続時間が延長する。 4.頭痛は、前兆後60分以内に生ずる。(前兆より以前あるいは同時でも良い) |
1.臨床的に器質的疾患による頭痛を否定し得る。 2.臨床的に器質的疾患が疑われても検査により否定出来る。 3.器質的疾患が存在しても、経過により片頭痛との関係が否定出来る。 |
以上の症状を簡単に述べますと、つぎのようになります。 脈と一致してズキンとしたり、比較的片側の事が多い。悪心、嘔吐を伴う。光や音が嫌になる。発作前、30分から1時間、視野にチカチカとした線などが出現し、視野が狭くなる。頭痛は月2〜3回から年に数回出現する。 |
次のA〜Fの項目を満たす。 |
次のA〜Cの項目を満たす。 |
1.結膜充血 2.流涙 3.鼻閉 4.鼻汁 5.前頭部、顔面の発汗 6.縮瞳 7.眼瞼下垂 8.眼瞼浮腫 |