治療と手術について

診療看護師とは

診療看護師(NP) 自己紹介

2020年4月1日から須藤病院で診療看護師(NP として、医師の指示のもと診療の補助を行なっております木村広大と申します。

木村広大(NP)

< 資格・免許 >
准看護師 免許
看護師 免許
東京医療保健大学院 修士 診療看護師 資格

診療看護師(NP)ってなんだ?

NP:ナース・プラクティショナー(診療看護師)「米国等では医師の指示を受けずに、独自の判断で一定の医療行為を実施する者」で日本では医師が行っていた一部の医療行為(特定行為21区分38行為)を、医師が指示した手順書を用いて行う者。例えば末梢挿入型中心静脈カテーテル、胃瘻交換、カニューレ交換、動脈血ガス採血などを行う者。

超高齢化が進む安中における当院の状況

  • 外来患者数の増加に伴い入院患者の指示が直ぐに出せない多忙な医師。
  • 外来、処置中で救急患者受け入れをしてオーバーワークをしている医師。
  • 手術中で入院患者の処置や、救急対応ができない医師。
  • 多剤内服中の患者に対する減薬対策を行いたいが、多忙で対応できない医師。
  • 人口呼吸器管理中の患者さんに対する早期リハビリ介入がなかなかできない医師と、それを待つリハビリの先生。
  • 呼吸器装着中の患者さんへの機械浴に携わる時間が少ない医師と、それを待つ看護師。
  • タイムリーに患者さんへの指示を医師から受け取れない看護師。
  • 検査件数の増加で、超音波検査を実施するマンパワーが不足している検査技師。

多忙な医師の代行でリハビリの先生方と呼吸器管理中患者さんに対する早期リハビリ介入

これら、患者さんへの迅速な介入と、医師だけでなく、医療スタッフの業務負担の軽減に繋がるように、医師の指示のもとで、NPの役割を日々行っております。

NP としての横断的な関わり

呼吸困難感がある患者さんでも、座った姿勢で呼吸症状の緩和に努めながら末梢留置型中心静脈カテーテルを腕に留置できる。
  • 救急外来患者さんに対する初期対応。
  • 入院患者さんにおける治療マネージメントを医師へ提案。
  • 入院患者さんの急変時の対応。
  • 在宅・施設へ移行する患者さん、施設職員に対する末梢留置型中心静脈カテーテル(PICC)の管理・指導の実施と外来 PICC 対応。
  • 在宅・施設へ移行する患者さん、家族に対する糖尿病管理・指導の実施。
  • 在宅へ戻る患者さん、家族に対する気管カニューレ交換時期や管理・指導の実施。
  • 入院・外来患者さんに対する心臓超音波、下肢静脈超音波評価の実施。
  • 手順書を用いた特定行為の実施、(直接動脈穿刺法による採血、脱水症状に対する輸液による補正、感染兆候がある患者に対する薬剤の臨時投与、インスリンの投与量の調節、PICC の挿入、気管カニューレ交換、一時ペースメーカの操作管理)。

酸素濃度の低下が疑われる患者さんへの、直接動脈穿刺による採血定期の気管カニューレ交換

手順書及び直接指示の元で診療の補助を行っております。

安中における NP の役割

群馬県の安中市の地では2020年高齢化率36.4%と2025年問題(高齢化率 30.3%)で団塊の世代が75歳以上となり3人に一人が75歳以上の高齢者となる、超高齢化問題が既に到来しているのが現状です。
その中で複雑な疾病を抱えた患者の医療ニーズが増加しており、これらの医療を取り巻く 急速な環境の変化に対応していかなくてはなりません。安中の地で一人一人の患者さんに対して、医療の質を落とさないよう、須藤病院の医療スタッフ、医師と共同して日々精進していきたいと思います。

妙義山とNPのゆるい一日

おわりに

安中市はとても空気が美味しい!
朝仕事に来て、この空気でいっきに癒される!
温泉も近くにあり肌がツルツルになって若返る。
そんな穏やかな地域です。
須藤病院のスタッフと共に、地域医療を支える事ができる NP として働いていきたいです。

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