アレルギー呼吸器科

アレルギー呼吸器科

診療案内

黒沢 元博

“アレルギーかな?”と思ったら、アレルギー呼吸器科を受診して下さい。
診療受付やドクターズクラークなどの事務職員・看護師・技師・薬剤師、そして担当医師が一丸となって診療させて頂き、少しでも皆様のお役に立つことができれば幸いです。

担当医師:黒沢 元博

  • 1974年 群馬大学卒業
  • 1981~84年 アメリカ合衆国セントルイスのWashington UniversityのFaculty Stuff・同Barnes HospitalのClinical Fellow
  • 群馬大学(講師)・弘前大学(助教授)・秋田大学(助教授)を歴任
  • 2014年9月 医療法人 済恵会 須藤病院アレルギー呼吸器科勤務

認定資格・施設など:

  • 日本アレルギー学会 専門医・指導医
  • 日本呼吸器学会 専門医・指導医
  • AAAAI Corresponding Fellow
  • EAACI Affiliate Member
  • 医学博士(群馬大学)・薬学博士(岐阜薬科大学)
  • 日本アレルギー学会アレルギー専門医教育認定施設
  • 日本呼吸器学会認定施設

診療内容

アレルギー疾患とは

アレルギー疾患は文明病ともいわれます。
現代社会はストレス社会で、アレルギー症状の発生する部位は、眼・鼻・肺・皮膚など、多くの臓器に渡ります。
アレルギー性結膜炎・花粉症などの鼻アレルギー・気管支ぜん息・アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などの皮膚アレルギー・食物アレルギー・薬物アレルギーなど多彩な症状があります。
季節の変わり目に、風邪を引き易い・皮膚がカサカサしたり赤くなったりする・一年をとおして鼻がつまり易いなどの症状は、アレルギー疾患の基本的症状です。
これらが徐々に悪化した結果、「突然とアレルギーになった」と誤解されている患者さんが多いのが実際です。

アレルギー疾患を治すには

アレルギー疾患を治すには、アレルギーの仕組みを正しく理解することが大切です。
手軽に、血液IgE検査が行われていますが、「IgE検査でアレルギーが分かる」と誤解していませんか?
2017年は、IgEが発見されて50年「IgE発見50年」の年です。
アレルギー疾患の仕組みは複雑で、IgEを指揮者とするオーケストラのハーモニーが乱れた様なものです。
IgEが高くても、ハーモニーがとれていれば、アレルギー症状は出現しません。
アレルギーが疑われる患者さんは、IgE・炎症細胞など、複雑な仕組みの個々の検査を受ける必要があります。

たばこ・真菌・薬剤による呼吸器疾患

たばこが肺に悪影響を起こすことはよく知られています。
近年、たばこの煙が気管支ぜん息の発症に影響することがわかりました。
すなわち、喫煙は気管支ぜん息が悪化する原因にも発症する原因にもなります。
他人のたばこの煙を吸うこと(受動喫煙)でも同様のことがいえます。
一方、喫煙が原因の慢性呼吸器疾患としてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれる病気があります。症状が気管支ぜん息と似ているため、誤った治療を受けることがよくあります。
また、真菌(カビ)によるアレルギー性肺疾患、好酸球(アレルギーに関わる炎症細胞の1つ)と呼ばれる細胞による肺炎、薬剤による間質性肺炎など、アレルギーと関連する呼吸器疾患もあります。
解熱剤(熱さまし)や鎮痛剤(痛み止め)によるぜん息は、大変な発作に苦しむ気管支ぜん息で、アスピリンぜん息と呼ばれます。
須藤病院は、アレルギー疾患のみならず、アレルギーと関連する呼吸器疾患の患者さんの診療も行うため、 アレルギー呼吸器科と標榜することが、県より許可された病院です。

診療対象疾患

  • 気管支ぜん息
  • アレルギー性鼻炎
  • 花粉症
  • アレルギー性結膜炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 蕁麻疹
  • 薬物アレルギー
  • 食物アレルギー

当科の特徴

当院のアレルギー呼吸器科は、2014年9月1日に新設された、須藤病院では最も新しい診療科です。
また、2014年9月1日に日本アレルギー学会アレルギー専門医教育認定施設、同年12月5日に日本呼吸器学会認定施設に、安中市医療圏の病院として初めて認定されました。

当科担当医師は、長年、医学のみならず薬学分野でも、臨床アレルギーの研究に携わってきました。
自らが監修したパンフレット・DVDなどを用いて、アレルギーの仕組みを分かり易く説明します。
そのうえで、症状改善のための治療と再発予防のための治療を説明します。
アレルギー症状が改善した後も、再発予防のために適切な治療を続けることも重要です。
アレルギー疾患を治すには、正しい治療を根気強く継続することが大切です。

外来予定表

外来予定表(PDF)

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