Xming によるORCAサーバーへのXDMCP接続

以下はフリーのXサーバー、Xmingを利用してWindows VistaからLinuxマシンにリモートログインする手順です。
Linux側の設定はこちらを参照してください。

(1)XmingとXming-fontsのダウンロード
http://www.straightrunning.com/XmingNotes/から取得できます。
ここでは、Xming 6.9.0.24、Xming-fonts 6.9.0.33を利用することにします。


(2)Xmingのインストール
ウィザードに従い、デフォルトのまま進めれば問題ないと思われますが、ここではSelect Additional Tasksで、
Create a desktop icon for XLaunchを選択しておくことにします。

(3)Xming-fontsのインストール
ウィザードに従い、これもデフォルトのまま進めればOK。

(4)XLaunchによる接続設定の作成
デスクトップ上にできたXLaunchのショートカットをダブルクリックして起動します。

Display settingsでは、One Windowを選択。



Select how to start Xmingでは、Open session via XDMCPを選択。



Configure a remote XDMCP connectionでは、Xクライアント側のマシンのIPアドレスをセット。



Specify parameter settingsでは必要に応じ解像度を設定。
ここでは1024×768を指定しています。 -screen 0 1024 768
省略すると画面一杯のウィンドウサイズになります。



Configuration completeでは、Save configurationボタンをクリックして設定内容を保存。
ここでは、orca.xlaunchという名前でデスクトップに作成しています。


完了をクリックして終了。

タスクトレイにXmingのアイコンが出来ています。
このアイコンを右クリックし、表示されるメニューのHide Root Windowのチェックを外す。



何も表示されていないXのウィンドウが画面一杯に開きます。
Alt + Ctrl + Backspaceでウィンドウを閉じてWindowsのデスクトップに戻ります。

先ほど作成したデスクトップ上のorca.xlaunchのアイコンをダブルクリックする。
これでXmingのウィンドウが開き、ディスプレイマネージャーのログイン画面が表示されます。



(5)PuTTYの調整
ただ、このままだとしばらく何も操作をせずに放置しておくと、ファイヤウォールによって接続が切断されるという現象がおそらく起こります。

これを回避するために以下の設定を追加します。
http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/download.html
からputty.exeをダウンロード。
保存先はどこでもよいようですが、ここではデスクトップ上に保存しています。




デスクトップ上にダウンロードした、putty.exeのアイコンをダブルクリックして起動します。

最初に表示されるSessionにて、
Default Settingsをクリックし、次にLoadボタンをクリック。



Categoryの中からConnectionを選択。

Seconds between keepalives (0 to turn off)
の右にあるボックスの数字がデフォルトでは0になっていますので、ここを書き換えます。
どれぐらいが最適か定かではありませんが、ここでは300(秒)としています。


Sessionに戻り、Default Settingsをクリックし、次にSaveボタンをクリック。
Cancelボタンをクリックして終了。
これにより300秒ごとにnull packetsが送信されるようになり、不意の切断を回避できると思います。


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