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第3回カッパピア跡地再整備検討委員会(平成20年2月19日水曜日)
第3回会議では、市当局から、委員およびワーキンググループからの提案について、意見が示されました。
意見の根拠は主に次の3点によるということです。
1)現地は都市公園(総合公園)に指定されており都市公園法に従う必要がある。
施設として作れないものがある。(宿泊施設など)
2)今回の整備は、「自然再生事業」として国から補助を受けることになる。
3)土木工学的に、地質を考慮しないといけない。
また、要検討、条件付可能とされた理由は、主に、システム作り、活動の実現性の具体性が求められている
という感じでしょうか。(西野個人の感想ですが・・・)
以上のことから、各提案を4つに評価(?)して、その理由を神宮課長が説明しました。
実現困難・・・事業の性格上、または物理的に難しい
要検討・・・可能(実現)に当たっては充分検討を必要とする
条件付可能・・・可能だが条件を整理する必要がある
可能・・・比較的には実現可能
「具体的提案ではなく理念ポリシー等の概念的な意見は今後の計画を進めていく中で参考にしたい。」そうです。
『具体的な市の評価』の一覧
実現困難とされたもの
*自然の中ですべての子供に公平な支援ケアーができる、多目的アリーナ型設備を備えたケアセンター
*一般も自由に使用でき、夜もライトアップして運動が行える場所
*何度も行きたくなるような、低料金で宿泊できる短期滞在型施設の建設
*何度でも見学するに値すると思える資料館または美術館のような施設の建設
*日本一うまい高崎の食べ物の紹介どころをめざす
*国際交流等のための研修施設及び歴史民族資料館、文化資料観光ビジネスセンター
*斜面を利用してマウンテンバイクコースを整備
*宿泊できる施設
要検討とされたもの
*ビオトープの池
*亀や鶏など身近な動物に触れられる
*自然環境資料館(学習センター)の設置
*国際カルチャーセンターのような文化の発信基地づくり
*安く遊べる子供遊園を整備する
*若者が集えるスケートボードパークを造成
*家族が集えるウオーターパーク
条件付可能とされたもの
*観音山の観光地作り
*観音山公園エリア全体との調和を図り、里山として、森林整備を行う。
*漢音山丘陵全体を統括する喜知の場所として考える
*周辺施設との関連を考え特色ある小道の創出
*一部の区域は、学校の活動の場として環境・森林教育の場とする。
*緑豊かな森づくりは市民の手で行い、守り育てる
*青少年にとって野外活動の拠点、自然について学ぶ学習施設も備わった拠点となるように
*超人工的な自然環境の創出
*人工的な水辺環境の創出
*再者から完成された、整備されたものを造るのではなく、一緒に創り上げて行くことができる場
の提供
可能とされたもの
*カッパピア、慈眼院をつなぐ遊歩道の整備
*周辺施設との連携を図り相乗効果のある整備
*整地して季節の花々を植える
*どろんこの森、冒険自然の森を開拓する
*形を可能な限り、変えずに改修する
*隠されてしまった魅力(自然度などあ9を復活する
*自然を生かした公園
*カッパピアに植えられていた樹木をできる限り活用して、基本的な整備をする
*いくつかのエリアにわけ、子供からお年寄りまで一日過ごせる公園
ということで、「基本方針のまとめ」として以下の「総体的な跡地整備への考え方」を委員会としても
合意したことになりました。
「現状の跡地の地形や起伏、樹林等の自然環境を利活用した、自然に触れ合える公園づくりを
基本コンセプトに機能別、目的別ゾーン配置を行い、再整備を行うことを基本方針とする。
段階的整備を意図として、自然環境、景観を崩すことなく、現況樹林、花木の整備や、自然空間
の再生を主眼に整備を行い、そこに訪れる人たちがその自然空間を享受するための付加的、付帯的な
整備を行うことをまず第一の再整備の方向性とする。
現況樹林、花木の整備や、自然空間の再生、付加的、付帯的な整備の程度や規模等は、ゾーンごとの
機能や目的に従い、細かく整備内容をまとめることとする。」
この内容に対して、委員長の大宮先生から「市民の交流の場」という位置づけの文を盛り込むように
してはどうかとの意見があり、付け加わる予定です。