「観音山公園(カッパピア跡地)再整備検討委員会最終報告」 平成20年12月
計画テーマ:観音山ネイチャー・フィールド・・・『観音山丘陵の懐で、子どもたちを育み
人々が四季の自然を満喫する、“ネイチャー・フィールド”』
基本方針:公園整備の基本方針
カッパピア跡地を観音山丘陵の中心的核施設と位置づけ、現況の跡地の地形や起伏、樹
林等の自然環境を有効活用した、自然に触れ合える公園づくりを基本コンセプトに、子供
からお年寄りまでの多くの人たちが広く交流できる、ならびに憩える公園として再整備を
行なう。
特に学校等の連携を図り、子供たちが自然環境と触れ合える場として整備するとともに
ソフトの充実を図る。
基本方針に基づく跡地整備の方向性
* 周辺との連携による公園づくり
・本公園は、観音山丘陵全体の拠点として位置づける。
・観音山は、高崎市街地からもっとも近い自然として親しまれており、本公園は観音山
全体の自然に触れ合える拠点として整備する。
・観音山全体の中でのほかの施設との連携と機能分担を図り、より、観音山の魅力づ
くりを図る。
・観音山は、桜の名所として市民に認知されており、本公園で桜を積極的に植え、観音
山の桜の名所としての価値を高めていくこととする。
* 自然に触れ合える公園づくり
・本公園は、自然に触れられる公園として整備するため、遊園地として造成された地形
をもとの地形をイメージし、周辺地形に馴染んだ地形と風景づくりを行なう。
・自然条件を考慮しながら、多様性のある生態系を取り戻すため小川や池を検討する。
・自己責任で遊べるゾーンを設け、子どもたちの創造性をかきたてる遊び空間を実現する。
・学校と連携し、子供たちが自然環境に触れ合える場として整備する。
* 現在の自然環境を生かした公園づくり
・樹林地は、保全を基本とするが、林縁部や園路沿いは安全上、間引き、剪定、林床
整備等を行う。
・園内に植えられた多様なサクラやモミジ等の資源を活用し、さらに積極的にサクラ、
モミジを植栽し公園を演出する。
* その他の公園づくり
・子どもたちから高齢者まで安全で安心して利用できるユニバーサルデザインとする。
・市民の知恵と力を積極的に受け入れる公園とする。また、公園施設を利用し市民ボラ
ンティアの育成や活動人材の発掘を行なう公園の運用管理を導入する。
・市の市民活動に関する支援体制の確立を図る。