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極めて減少している種
 *ミスジチョウ
    吉井町、前橋市などでは棲息している。記録は少ない
 *ホソバセセリ・・群馬県RDBでは危急種
    90年代後半頃から急速に減少傾向にある
ミスジチョウはカエデが食草。
ホソバセセリは太夫沢にたくさんいた。
90年代頃から減った。
食草もあるのに減った原因不明。
気候や寄生の関係もある。
現在では個体数は多いが生息域が狭く、
減少が懸念される種

 *ウラゴマダラシジミ
 *アサマイチモンジ・・・群馬県RDBでは注目種
 *オオムラサキ
 *ギンイチモンジセセリ
 *オナガアゲハ・・・群馬県RDBでは注目種
アサマイチモンジ・・狭い範囲しかいない
オオムラサキ・・エノキが食草。お気に入りの木がある。木の下の様子など。その木が切り倒されると同じような木が脇にあっても来なくなる。幼虫は木の下で越冬する。群馬の森にもいたが、葉っぱを掃いて燃やすのでいなくなった。

オナガアゲハ・・食草のコクサギは観音山にたくさんあるが、成虫はほとんど見ない。原因不明。 
減少する種の現状
 1.ウラゴマダラシジミ
 2.オオミドリシジミ
この種を選んだ理由
  *Stageが調査に適している(卵木が10ヶ月、卵越冬)
  *産卵部位が観察容易
  *生息環境が多い
  *古くから「本来のFaunaとして棲息
       ウラゴマダラシジミ
*食樹:イボタ、ネズミモチ、ハシドイ、ライラック
*生態:成虫は樹林性、訪花性、夕暮飛翔性などが顕著
  (ゼフィルス)
*Stage:成虫は5月〜6月頃出現、イボタの樹表に産卵、
卵はそのまま夏、秋、冬の約10ヶ月を過ごし、3月頃孵化、
若い葉を食べ約1ヶ月で蛹化〜羽化する
*東北、九州など一部を除いて全国に分布
イボタは観音山にいくらでもある。小さいイボタが好き。
周りの草が茂ると枯れてしまう。卵は1mmちょっと。
80年代:ゴルフ場がなかったのでいた
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        減少した原因
*食樹のイボタは不要樹のため伐採
*林床が暗くなってイボタの若い樹が育たない
*乾燥化(本来水辺に沿ったやや薄暗い小さなイボタを好む)
*発生地の開発
若い樹が好き
尾根道のイボタは好かない
谷のイボタが好き