カッパピア情報  様々な意見  


ネイチャーゲーム的に考えるよい公園は
 @多種多様な植物があること(雑木林や原っぱといったイメージ)
 Aゴミ拾いは必要だが、落ち葉や朽ち掛けた植物まですべてきれいにしてしまわないこと(管理し過ぎ)
 B毒のある植物がないか、隔離されていること(ウルシに注意)
です。
 芝生より管理は楽だと思いますが、小動物が繁殖しやすくなる(それがいいのですが)ので
危険生物の管理(駆除や表示)をこまめにする必要があるかと思います。
 きっちりしたゾーンニングは必要です。

植物の種類については、在来種を大事にすることだと思います。

寺田 群馬県立観音山ファミリーパーク 


西野様
お世話になります。
カッパピア跡地整備植栽の件、
先日、上毛新聞にも掲載されてましたね。
都市型公園の典型的なゾーニングになりそうですね。
さて、
ご質問の件ですが、
ネイチャーゲーム・自然?(公園?)観察会であれば、
1.四季折々の花が見られる
2.いろいろな木の実が拾える → ネイチャークラフトにも応用できる
3.いろいろな葉の形を観察できる
以上の要素などを考えると・・・
バタフライガーデンや野鳥が集まる庭園というイメージでしょうか。

剱持より NPO CCC自然・文化創造工場関東事業部


観音山丘陵の自然を守るネットワークの会のHPにあるカッパピア関連コーナーを
ざっとですが、読ませていただきました。皆さん理想的な公園づくりを目指して
知恵を出し合っている様子、どのような形になっていくのか楽しみですね。

さて、植栽の件、専門家ではないので、適切な助言は無理ですが、すでにいろい
ろな樹木が植わっているようですし、雑木林もあり、水場もあるということでし
たら、すでに多様な生き物が生存できる要素は十分にあるのではないでしょう
か。鳥について言えば、実のなる樹木、広葉樹、適当なヤブなどがあれば理想的
だと思います。きれいに整備されすぎた公園は生き物にとっては住みづらいです
よね。15日は今のところ予定が入っていませんので、そちらに伺うことができる
と思います。一度見学してみたいと思います。

数年前に、近くの休耕田を借りて、ビオトープ作りをしたことがありました。残
念なことに、持ち主の都合で、途中で元に戻して返さなくてはならなくなり、中
途半端で終わってしまいました。短い期間でしたが、いろいろな水辺の生き物を
観察することができ、貴重な経験になりました。特にトンボが多く、その中でも
南方系のチョウトンボがやってきたのには驚きました。ミズカマキリやタイコウ
チなども発生し、通年水があるビオトープの面白さを実感しました。これから
も、もし機会があれば管理等が大変ですが、再度挑戦したい気持ちです。

山崎さん


新井氏(樹木・植栽飾花整備計画検討小委員会)
  (植栽整備計画)提案
   ○ 樹林保全ゾーン
    ・既存の樹木の整理(間伐、枝打ち等)
    ・竹、つる、灌木類の整理
    ・必要に応じ、ヤマザクラ、実のなる木などの植栽
   ○交流と憩いのゾーン
    ・広場の造成のときは、一部芝広場、周辺に四季の花の植栽
     ・森林部の境界にアジサイ
   ○自然環境の活用ゾーン
    ・既存の花木、サクラの手入れをして活用
    ・法面にアジサイ、湿地帯にはショウブなど
   ○自然とのふれあいゾーン
     ・樹木の手入れ
     ・植栽をするなら広葉樹(コナラ、クヌギ、ケヤキ、カエデ、トチなど)を中心。
   ○エントランスゾーン
     ・既存の樹木を活用(大木はシンボルとして)
     ・花壇を作り、四季にあった花を植え替える。 
   ○その他
     ・小中学校、地域の花壇を設け、管理してもらう。(四季の花)
     ・カエデ類が少ないので、必要に応じて植栽をしたら(秋の紅葉)
     ・ゾーン毎に、他のゾーンにない季節の花木(ロウバイ、アメリカハナミズキなど)
     ・市内の団体、会社などの協力により、ボランティアで森林整備などの管理をする。


佐藤久子さん(はるなネイチャーゲーム協会)
    ネイチャーゲーム用の植樹提案
      どんぐり、トチノキ、クスノキ、コナラ、ヤマザクラ、ミズナラ、クルミ、ミズキ、
      ホラノキ、低木、ケヤキ、カバズミ、ウグイスカズラ、ホオノキ、サルスベリ、カリン、
      イロハモミジ、センダン、ハルニレ、ヒメリンゴ、カマツカ、ムクロジ、シラカシ、
      サワフタギ、モッコク、クヌギ、ウワミズザクラ


高橋氏(城山在住)

@ 里山の四季を身近に楽しめる花木いっぱいの「市民の森」を
 桜はふんだんにあるが秋の紅葉を楽しめる花木が少ない。
 かなり長い間楽しめるように何種類か植え込んでモミジ谷のようなものはどうか。
  (例・新潟  県・弥彦の紅葉谷)
    モミジ、カエデ類、ユリノキ、ナンキンハゼ、ムラサキシキブなど

A 子供たちが自然の恵みを自由に採って食べられる「実りの森」を
   誰でも手が届き、気軽に摘み取ってその場で口にできるようなもの。
   野生種か、それに近い素朴な実のなる品種の方が自然らしくていい。
   最近、こんな自然の恵みを知らない子供(親も)多いので、それぞれ説明書きと
   「どうぞ自由に採って食べてください」と掲示する。シイの実などは食べ方も。
   柿、ミカン、栗、桃、スモモなどもいいが、実るのを待っていち早く採りあったり、採ろうとして
   木に登って事故が起きては大変だからできるだけ避けたい。
    グミ(ナツグミ、アキグミ、ジャンボグミ)、木苺、ユスラウメ、ナツメ、スグリ、ビワ、
    ザクロ、ヤマモモ

B食草になる花木を植え「僕らのバタフライガーデン」を
   観音山丘陵はもともと国蝶オオムラサキの生息地だとか。
  何とか増やすことはできないだろうか。
  何年か後には蝶が群れ飛ぶ公園になるのを楽しみに。
  出来るだけ植えっぱなしに出来るような木を。花なら宿根草を。
  先ずこの地域に生息している蝶を調べ、その食草になるものを選ぶ。
  愛好家などを募って継続的に運動することが必要。


荒井氏(城山在住、元営林署勤務)

子供たちが遊べる木を教えてください。とのお願いに
 ムクロジ・・・・種子(羽根突きの羽根玉)
         果肉(サポニンを含んでいる。石鹸の代用、シャボン玉遊び)
 エゴノキ・・・・種子(お手玉に入れると音がいい)
         果肉(ムクロジ同様、シャボン遊び)
 ハナイカダ・・・葉の上に花をつけるのが面白い
 ミツバウツギ・・・種子は先の裂けたウチワ型をしていて熟すとカラカラ音がする。
 クロモジ・・・枝を爪楊枝として使用


大野先生(保母、城山在住)

子供たちと遊べる植物として
  いろいろの種類の木(高い木、低木、草むらが理想)
  雑木林がいい:ケヤキ、シイ、カシ、どんぐりの木(ミズナラ、コナラ、カシワクヌギ、マテバシイ、スダジイ)
  低い木は、実のなる木  
    ユスラウメ、タワツグミ、ビワ、アンズ、イチジク、ナツミカン、ブルーベリー、キイチゴ、
    アケビ、カキ、クリ、カリン、お茶の木、ヤマボウシ
  針葉樹も混ぜていく