カッパピア跡地での探鳥会報告       


平成20年度                                  カッパピア情報へ

  観音山丘陵ネットの会では、カッパピアの跡利利用について実情を調べ、自然が守られるよう提言するため、
 また、観音山丘陵の豊かな自然の魅力を広く知っていただくために、園内での探鳥会を実施しました。

 
同じ観音山丘陵で行われている竹林整備の現場と鳥の生息状況の違いを調べました。 
 ご指導くださったのは、割田先生(日本野鳥の会、元高崎支部長)です。


《案内文》
「観音山丘陵の自然の守るネットワークの会」主催      全労済支援事業
  カッパピア跡地再整備検討委員会共催
              冬鳥を観察しよう!
   カッパピアおよび七夕山の探鳥会 

      木々を彩る紅葉も落葉し、梢にいる小鳥たちが観察しやすい時期になりました。
      冬鳥たちは、どこで、何をしているのでしょうか?
      生き物たちの冬の様子を観察したいと思います。
      観察場所はカッパピア跡地と竹林の整備をはじめた七夕山です。
      観察から学んだことをカッパピア跡地の公園や竹林の整備活動に生かしたいとおもいます。
      (どなたでも参加できます。お子様は保護者が同伴してください。保険は会で加入します。)

     日時:平成20年12月20日(土曜日、午前中
       (カッパピア跡地で午前7時半から2時間ほど観察、 
         その後「七夕山」キャンプジョイナスの上へ移動予定)
   集合場所:カッパピア跡地の入り口駐車場へ 7時半
         (入り口は平時はフェンスで閉鎖されています)
     ご指導:割田兼弘さん(日本野鳥の会 元高崎支部長)
       〈服装、持ち物など〉
         公園のトイレや水道が使えません。飲み物、保温などにご配慮ください。
         山頂駐車場にはトイレがあります。
         履物服装は山歩きできるもの。お持ちの方は双眼鏡。
         筆記用具など。


平成20年12月16日  探鳥会下見報告 割田先生ほか2名

《カッパピア》
   鳥の種類・・・見たまたは声を聞いた順
     メジロ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ホオジロ、アオジ、ハシブトガラス、
     ハト?、カワラヒワ、ハクセキレイ、カシラダカ、カケス、コゲラ、シメ、
     モズ、シロハラ、アオゲラ、ジョウビタキ、(ガビチョウ、コジュケイ)
     シジュウカラ、ヤマガラ

 

  スズメがいないのには驚きました。
  人がいるところにしかいないそうです。












 
  園内のサザンカは結婚記念樹として植えられたもの。
  造園の専門家はチャドクガが発生するので切ったほうが
 よいというなことを言っていました。
   野鳥にとってはメジロなどの餌、隠れ場所としても重要
  らしく鳥の多い樹木でした。
   常緑樹もある程度必要だとわかりました。

   鳥が多いと害虫も大量には発生しません。





《キャンプジョイナス上竹林》

  竹林がうっそうとしており、野鳥の姿はなかった。
  ウグイスのみ確認。

  竹林に埋もれて生えているエノキの足元で
 オオムラサキとゴマダラチョウの越冬幼虫を発見。








平成20年12月20日 カッパピア冬鳥探鳥会 および 竹林調査  18名
《カッパピア》
  観察された鳥 
     メジロ、ジョウビタキ。ヒヨドリ。カワラヒワ、ハシブトガラス、シメ、コジュケイ、
     カケス、アオジ
《キャンプジョイナス上の竹林》
     ウグイス


  当日は大変寒く、鳥も陽だまりを求めているようでした。
  陽だまりでは虫も活発になるので野鳥もそれが狙いです。
  冬の探鳥会は、朝寝坊でも大丈夫です。
     
  









  探鳥会はそれほどの大人数でない方がいいようです。
 
  鳥は、目も耳もいいので、静寂が必要。

  今回の探鳥会について、割田先生から「久しぶりに探鳥会
 らしい探鳥会ができた。」とお褒め?いただきました。
  カッパピアの園内は、本当に野鳥の豊かな場所だということが
 実感できました。