当院の腹腔鏡手術について ~低侵襲で安全な⼿術を⽬指して~
急速に進歩を遂げる医療技術の中で、腹部外科手術においてここ20年間での最も大きな変化が腹腔鏡手術の出現といえるでしょう。おなかに大きな傷を作らず、数カ所の小さな傷で手術を行う腹腔鏡手術は、傷が小さく目立ちにくい、術後の痛みが少なく早期に離床できるなどのメリットがあります。
現在当院では、鼠径ヘルニア、胆嚢炎、虫垂炎、腸閉塞などの良性疾患から大腸癌、胃癌などの悪性疾患まで腹腔鏡手術を第一選択としています。肉眼よりも詳細な観察が可能な3D内視鏡システムを導入しており、執刀は手術経験豊富な内視鏡外科学会技術認定医、消化器外科学会専門医が行っております。
写真①は虫垂炎術後、写真②は大腸癌術後の患者さんの写真です。通常の開腹手術(写真③)と比べると傷の小ささがわかると思います。
患者様をお待たせすることのないよう手術態勢に万全を期し、診断から2週間程度での手術を目指しております。今後も全ての患者さんが安全で、かつ質の高い手術を受けて頂けるよう最善を尽くして参ります。腹腔鏡手術に関して、まずはご相談下さい。