Mac、Windowsとの連携
●ORCAの操作端末としての利用
XDMCPによるグラフィカル・リモート・ログイン (1) Xサーバーを使ったXDMCPによるグラフィカル・リモート・ログイン

Xサーバーと呼ばれるソフトを使うと、MacやWindowsからLinuxにログインする事が出来ます。

XDMCP(X Display Manager Conneciton Protocol)を利用してログインするためのORCAサーバー側の設定は、/etc/X11/gdm/gdm.conf を開き、
[xdmcp] の部分の記述を Enable=true とする。これだけです。


左図はWindowsのデスクトップに表示されたgdmのログイン画面

Cygwin/XFree86 Xサーバーは数種販売されていますが、いずれも比較的高価です。

こちらはCygwin/XFree86。Windows上に擬似的なUNIX環境を構築するフリーのソフトウェア。Xサーバーとして活用できます。入手は、http://cygwin.com/ から。


Cygwinを起動してORCAサーバーにログインするバッチファイルについてはこちら
こちらはフリーのXサーバー Xming

Windows Vistaをサポートしているということで、Cygwinからこちらに乗り換えました。

Cygwinと比べ動作は軽快。導入・設定も比較的簡単です。

導入方法、接続設定は、こちらに記載しました。
X11 for MacOS X こちらはMacOS X用のXサーバー。

AppleのX11 for MacOS X(エックスイレブン・フォー・マックオーエステン)

導入方法、接続設定に関しては、こちらに記載しました。
XDarwin こちらはXDarwin ProjectのXDarwin
http://www.xdarwin.org/
glclient mac (2) glclient
日医標準レセプトソフトのクライアント機能のみをMacやWindows上で動作するよう移植したものです。
glclient / Java (monsiaj)(β版)は日医総研が公開している日医標準レセプトソフトのJava版クライアントです。
http://www.orca.med.or.jp/receipt/tec/java-client/index.rhtml
Javaで書かれていますので、クロスプラットホームで動作が可能。

左図はMac OS Xで実行してみたところ。
glclient win こちらは上記をWindowsで実行したところ。



(1)と比べ、(2)の方法の方が導入は容易です。

以上、どれを用いるにしても、
LANにつながっているパソコンは大抵はORCAの操作端末に成り得るということです。
●ORCAのデータをWindowsにインポートして二次活用
Windows Desktop 方法はファイルメーカーProでのレセコンデータの活用 データ・インポート編にて紹介しています。
Cygwinのウィンドウ内でORCAの新患登録を行い、続いて同じWindowsのデスクトップ上で、ファイルメーカーProのウィンドウに移って、インポート・ボタンを押すとこちらの患者登録も瞬時に完了します。このファイルはLAN上の他のマシンから利用できる「マルチユーザー」としています。
もうひとつ開いているウィンドウはラベル・プリンターの制御ソフト。いまインポートしたデータを使って診察券に貼付するラベルをプリントします。

モニタ解像度が1024×768だとORCAのウィンドウだけでいっぱいになってしまいますが、1280×1024以上で表示できるモニタを使うと快適に作業出来ます。
Mac Desktop 診察室のMacの画面。

診療用データベース・ファイルをいくつか開いてみたところ。開いているウィンドウのうち、「患者登録」は上記のWindows上にあるファイルで、Mac側ではゲストとして開いています。
他のファイルはMac上にあり、こちらだけで利用できる「単独使用」の運用にしています。
画面中央に開いているウィンドウは各データベース・ファイルを起動するランチャーです。

ファイルメーカーProでのレセコンデータの活用 データ活用編を参照してください。
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