ネットワーク会議
観音山丘陵ネット会議第3回
《案内文》
講演会「虫や鳥がいる公園作り」
講師:神保賢一路
横浜市職員として30年以上公園管理業務に携わり、野生生物との共存を目指す
維持管理の普及・啓蒙活動に努めている。
著書に「生き物と共存する公園づくりガイドブック」
場所:県立観音山ファミリーパーク 管理棟交流室 日時: 7月13日(日曜日)午後3時から
講演会の前に、ファミリーパークの施設見学会をします。午後2時より(集合:交流室)
参加無料、どなたでも参加できます。
主催:観音山丘陵の自然を守るネットワークの会、高崎経済大学地域政策課地域連携事業
カッパピア跡地再整備検討委員会共催
神保さんには、生き物がいる公園管理についてのお話のほか、管理整備に市民が参加し運営している公園の様子なども
お聞きできると思います。カッパピア跡地の再利用を考える参考になるかと思います。
《講師著書紹介》
ご講演の内容は、とても簡単にはお伝えできない
内容の充実したものでした。
先生の知識が詰まった著書をお読みいただくのが
早道かと思います。
是非、ご覧ください。
《神保先生がご用意くださったレジメ》
人間と環境
「虫や鳥がいる公園作り」
都市の自然
林の管理
不適切な管理
適切な管理
人工林の間伐
不適切な間伐
適切な間伐
草刈と野生動植物(1)
無計画な草刈り
計画的な草刈り
草刈りと野生動植物(2)
作業フロー
《講演内容のポイント》
印象に残ったお話のポイントをお伝えします。
@公園とは、多種多様な人がそれぞれの憩いを求めて訪れるところである。
A生き物がいては困るという考えの管理だった。
B30年間の研究で、様々な配慮、適切な管理により、身近な生き物がいても快適な公園が作れる方法があると
分かってきた。
C自然は宝物という発想で公園つくりをしていかなくてはいけない。
D整備については、
(調査)ー(管理目的の設定)ー(管理マニュアルつくり)ー(維持管理)ー(環境評価)
のサイクルを続けること。あわてないで、じっくり5〜10年かけてやっていくこと。
E日本の原風景は里山。レッドデータブックには外山の生き物がずらっと並んでいる。
都市の自然で、最も身近な自然としての公園での自然との共存がもとめられている。