奥平の産廃計画について情報を掲載します
奥平の魅力を伝えるページに変身できるよう・・・
ページの上が新しい情報です.(平成21年6月18日より掲載)
平成22年
2月21日 高崎市の意見書
高崎市が県に意見書を提出しました。
内容は、以下のようなものです。 上毛新聞掲載記事(別ページに)
産業廃棄物埋立処分実施計画書に対する県への意見書骨子 高崎市
1意見を聞く会の結果
・意見のほとんどが、建設に反対であり、参加者は全員、生活環境に不安を抱いている。
・参加者の意見は地域住民の総意とは捉えられないが、意見は重く受け止めたい。
2協議開始から長期間が経過
・長い期間の経過に伴い、事業者が関係区長等から同意書を取得した当時と比べ、世代交代が
進んでいる現状も考慮する必要がある。
3旧事前事業協議規定適用での取り扱いの問題
・旧規定では関係住民が意思を表明する機会が少なく、合意形成が十分に図られているかどう
か再考の余地がある。
・旧規定での実施計画書は、現行規定の同様な文章に比べ、記載内容が乏しいうえに、作成後
長期間が経過しているため、本市が実施計画書に対し個別・具体的な意見を述べることが困難
である。
4計画地周辺での同様な施設の状況等
・計画地周辺には本市の処分場を含め、既に多くの施設が集中しているため、これ以上の建設
が地域の生活環境に影響を及ぼさないかどうか、県・隣接市町村と共に検討すべき必要性を感
じている。
・一般論として、廃棄物の処分場は、廃棄物を適正に処理し、市民の生活を保全するために不
可欠な施設であるということも、中核市移行後に産業廃棄物関係事務の移譲を受ける本市とし
ては認識すべきと考えている。
5結論
・以上を踏まえ、現在の事前協議を打ち切り、現行の規定を適用した事前協議を行うよう要望
する。
平成21年
8月16日 クヌギは大人気
以前より、上奥平の森林は里山の生き物がかろうじて生息しており、とても貴重だと
自然愛好家の皆様から伺っていました。
会で整備している竹林へ行った帰りに、産廃予定地の辺りでクヌギを観察してきました。
私の写真はお粗末なので、池澤さんの送ってくださったものを掲載します。
きれいでしょう・・・。
オオムラサキ、オオススメバチ、コガネムシ
オオムラサキとカブトムシ
ゴマダラチョウ
スミナガシ
ルリタテハ
8月14日 実施計画
実施計画によると・・・・・
*事業は10年間
*一日平均搬入量 60立法メートル
*サンドイッチ方式で、土をかぶせ、最後に緑化する
*念のため、排水を溜める貯水槽を設ける
*進入口は上の林道から
安定型産廃最終処分場の年間収入の目安の計算式は
10トン車一日一台平均で6000万円だそうです。
それによれば、60立方メートルは10トン車6台分として
6台X6000万円X10年
ということで、36億円の事業ということでしょう。
7月23日 上奥平産廃予定地手前の車止めについて
吉井町支所に問い合わせてみました。
車止めのことは、吉井町のやったことのようです。
あの道は林道なので、産業振興課が管理している
そうです。
あの道は先で行き止まりになり、狭くてユーターンも
難しいので、道幅が広い所で車を止めたということです。
林道は、公道とは違うらしいです。
もっと、分かりやすい表示にしてくれるようお願いしま
した。
数年前に設置したそうです。
7月17日 事前協議の内容が昔と今とどう違うのかというご質問があり、あらましを掲載します。
今回の上奥平の産廃は、現在の事前協議制が始まる前の申請なので、昔のルールが適用されます。
が、現行のルールを踏まえて、きちんと事前協議をするよう行政にお願いしたいものです。
以下を別のページに掲載
@ 昔の申請後の手続き
A 現行の事前協議の手続き
7月13日 産廃のことを心配してくださっている方が市役所担当課を訪問してくださいました。
以下、そのご報告
「7/13 高崎市役所 廃棄物対策課(2階)を訪問し、当該係より情報入手
市役所2階の廃棄物対策課を訪問し、担当者(今期4月に同課に着任したばかりで、もっか勉強中とのこと)から市の方針を聞きました。
@ まず、地元住民の意見を聞く。(まだ具体的な計画は進んでいないようですが、連絡は区長宛に出す様です。上奥平も含めて)
A 期限は?の質問に、無いようだと言ったが、旧吉井町町長の県への書類提出で、一歩先に進んでいるのではないかとの追加質問で、期限はあるかも?の感触でした。
いずれにしろ、市としては、住民の意見を良く聞くとの方針であると捉えました。
しかしながら、他所の例で、区長が独断で判断してしまって、(地区に金がおりる=環境を売る等)取り返しのつかなくなったところもあるので、注意したい。
広く地元の住民が現状を知り、意見を出せる状況づくりに協力するのが良いと思います。」
7月10日
改めて今回の上奥平産廃の問題を大きな視点で考えてみると
@首都圏の範囲で県外からも産廃物が運び込まれる。
A民間の安定型産廃の管理の不徹底が制度としても問題の前提となっている。
B現行の県の事前協議制は適用されず、事前協議は終了したことになっている。
C高崎市が中核都市に移行すると許認可権が県から市に移行する。
D事前協議制は高崎市として今後独自に設定される。
知り合いの建設関係の方から、建設廃材は実際に何が入っているか分からない。
安定型というのが無理があるのではというご意見をいただきました。
江戸時代のような究極のリサイクル時代にでも戻らないと無理ではないかとも。
確かに、産廃はみんなの問題であると思います。
7月10日 6月県議会における産廃行政に関する質疑応答・・・詳細は別ページ
県議会における産廃行政ついての一般質問の内容(平成21年6月2日)
質問者:角倉議員
答弁のポイント
(入沢正光 環境森林部長)
@県の独自の事前協議制により、この10年間近く新規の最終処分場ができていない。
A事前協議制は県の行政指導であり、法的拘束力はない。
ただし、地域住民なり事業者、関係市町村の理解のもとに進める。
その最大の視点は、県民の生活環境の保全とさらに必要な産廃施設は確保設置していくということ。
その流れで、現状、最近では事前協議を通らないで施設が設置されたという事例はない。
B前橋と高崎が中核都市になる予定。産廃処理法に基づく許可の権限は市に移行される。
C事前協議制は市に引き継がれるか?
事前協議制は県の行政指導なので、許可の権限の移行とは別の問題。
市が独自の判断でやるということ。
(大澤正明知事)
@産廃物は産廃処理法上、排出業者の責任で処理することと定められている。
処理施設も原則として民間事業者が設置することとされている。
公的関与として、事前協議制度は地域住民との合意形成を図りつつ必要な施設を確保する観点で
非常に厳しい公的関与だと思っている。
B群馬県の現状において、産廃物が県境を超えて広域で処理されている現状がある。
C県内の産廃物の安定な処理に直ちに支障をきたすという状況にはない。
D今後見解の処理の実態を踏まえて、必要に応じて、さらなる公的な関与のあり方も検討して参りたい。
7月7日 安定型の産廃について
安定型は雨水などに物が溶け出ないものを前提にしているので、シートを敷いたり、流れでる
雨水を貯めて処理し、安全を確かめてから流すという設備はありません。
地面にただ、埋めるだけです。
埋める前のチェックが必要といっても、民間の経営する産廃には今までも、様々なトラブルの
例があるそうです。
安定5品目とは、
@ガラスおよび陶磁器くず
A金属くず
B廃プラスチック類
C建設廃材
Dゴムくず
以下、事務局の疑問に対するある方からのアドバイス
> 安定5品目というのにゴムははいらないですか?(新聞などには書いてなかった)
> 私の読んだ本には書いてあったのですが。
> ゴムといえば、タイヤもはいるでしょうから・・・。
安定5品目は、廃プラスティック類・ゴムくず・金属くず・ガラス及び陶磁器くず・建設廃材です。
「ゴムくず」にあたるのは天然ゴム由来の物で、合成ゴムである廃タイヤは「廃プラスティック類」
として分類されます。
プラスティックに添加された有機溶剤が滲出することはいくらでも考えられますし、金属も腐食します。
建設廃材には様々なものが混入する可能性が十分にあります。
純粋な安定品目などないから、安定型処分場は廃止すべきと主張される方も多く存在します。
7月6日 吉井町議会で産廃設置に陳情が不採択にされていたという経過の情報
何度か、業者からの陳情があったようですが、平成13年11月6日の陳情に対して、
12月12日付けで不採択となっていました。
議会で不採択のものを、どうして町会長の判断で意見書が出せるのでしょうか?
とんでもないことです。
いずれにしても、経過からは、形として県は認可可能な段階にあり、高崎市の意見を
聞くという形だけは取っているものの、行政の態度が危惧されます。
高崎市がどんな形で住民の意見を聞くのか。きちんと受けとめる気があるのか。
住民はしっかりしないといけないようです。
6月30日 観音山丘陵ネット会議で問題点を整理、地域住民に情報を提供することに。
6月25日に高崎市民新聞に関連記事掲載
池澤さんが上奥平の自然を写した写真を提供してくださったので、
そのうちご紹介します。 ページの作り方を研究中
6月21日 予定地の見てきました
予定地のすぐ脇は高崎自然歩道 尾根が高崎自然歩道
千人隠れから上がって来た所 南斜面が予定地
自然歩道から吉井方面の山がよく見える 尾根沿いの自然歩道は道も狭く車の通りは少ない
不法投棄が多いらしい
予定地のすぐ下は千人隠れ 予定地の下の方、自然歩道はこの先
雁行川下流の立て札「おこま伝説」 雁行川はカジカガエルがいる清流として有名
関連新聞記事 朝日新聞6月19日
朝日新聞記事 平成21年6月5日
計画場所の地図 赤線で囲んだ部分 緑の線は「高崎自然歩道」