理念・基本方針
基本理念
私たちは地域の皆様に支えられ、今日までまいりました。
私たちの使命は、人生で最も大切な、皆様の心身の健康を守っていくことです。
そして、ともに喜び、ともに楽しみ、時にはともに悲しみ、しかしまた元気を取り戻し、皆様と一緒に充実した人生を歩んでいくことです。
常に皆様のすぐそばにあり、頼りにされる病院であり続けたい。これが私たちの基本理念です。
病院運営上の基本方針
当院は、70数年前に開院して以来、地域に密着し、地域の皆さんに支えられ発展してきた。
現在、当地区の基幹病院として、役割を分担し活動している。
今後の病院の発展も、あくまで地域のニーズに合わせたものでなくてはならない。
一般診療部門については、当院のかかりつけの患者を裏切ることなく、可能な限り早い診断と、地域の専門病院とスクラムを組み最良な治療を提供することが最も重要と考えている。
当地域では最も進んだ画像システムを保有しており、アクティビティーも大変高い。
次に、患者の療養・生活を支えることも重要である。
当院の関連施設であるケアハウス・老健施設をはじめ、医師派遣している特老2施設、また安中市内の介護施設との連携をふまえ、出来る限り、長年慣れ親しんだ地域での生活を続けられるように努力したい。
当院を核として、救急入院から在宅までの生活が立ち行くまで、健康面のあらゆるニーズに答えられることが当院の役割である。
行動計画
行動規範
- 私たちは、笑顔で親切な対応を約束します。
- 私たちは、安全のための規則を守ります。
- 私たちは、診断・治療に全力を尽くします。
- 私たちは、常に進歩します。
- そして、一歩前への行動をします。
- 私たちは、患者様、地域の皆様、従業員の仲間たちすべての人が幸せになることを目指します。
患者様へのお願い
- 私たちは患者さまを尊重し、より良い医療を親切、安全に行なうために、患者さまの権利について次のように示しております。
患者さまの権利
- 平等で、安全かつ適切な医療を受ける権利
- 行われる検査および治療について十分な説明と情報を得る権利
- 行われる検査や治療法方などを自らの意志で決定する権利
- 納得した治療を受けるために主治医以外の医師から意見を聞く権利
- 個人の情報やプライバシーについて保護される権利
患者さまの義務
- ご自分の病気を治すために、診療の内容を理解したうえで積極的に診療にご協力ください。
- ご自身や他の患者様の治療に支障を与えないように院内規則を守り、ご協力ください。
機能強化加算についての当院での取り組み
- 健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます。必要に応じ、専門の医師・医療機関をご紹介します。
- 介護・保険・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます。
- 患者様に対して適切な治療を行うために、他の医療機関からの処方内容を確認させていただく場合があります。
- 夜間給仕の問い合わせへの対応を行っています。
医療DX推進体制加算に関して
当院は医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
- オンライン資格確認等システムにより取得した医療情報等を活用して診療を実施しています。
- マイナ保険証利用促進するなど、医療 DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
- 電子カルテ情報共有サービスが利用可能となった場合、速やかに導入し診療に活用できる体制を整備します。
情報通信機器を用いた診療について
原則として初診は対面診療で行います。医師の判断、院内感染防止等の観点から、やむを得ず初診からオンライン診療を行う場合において、向精神薬は処方致しませんのでご承知ください。
コンタクトレンズ診療費に関するお知らせ
当院でコンタクトレンズ検査を受けた場合は下記点数になります。
- 初診料
- 368点(コンタクトレンズ装用を目的に眼科受診の初回)
- 再診料
- 75点(過去に当院でコンタクトレンズ検査を受けたことのある方)
- コンタクトレンズ検査料1
- 200点(コンタクトレンズ装用を目的に眼科的検査を行った場合)
※ 厚生労働省が定める疾病の治療によっては、上記のコンタクトレンズ検査料とは別の眼科的検査料で算定する場合があります。
協力対象施設入所者について
当院では下記介護保険施設と連携・協力を図っております。入所者さんがより良い療養が行えるよう積極的に支援し、病状の急変等にも対応致します。
- 介護老人保健施設 めぐみ
- 特別養護老人ホームのどの荘
- 特別養護老人ホーム セラヴィ
医療従事者の負担軽減および処遇改善に対する取り組み
- 当院では医療従事者の負担軽減および処遇改善のため、以下の事項について取り組みを行っています。
【病院勤務医の負担軽減および処遇改善】
- 他職種における役割分担
項目 | 具体的な内容 | 達成年次等 |
---|---|---|
初診時の予診の実施 | 外来看護師が実施 救急外来において院内トリアージを実施 |
実施済み:R6年度以降も継続 |
静脈採血の実施 | 看護師が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
静脈注射 | 看護師が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
救急患者初療 | 診療看護師が対応 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
末梢留置型中心静脈カテーテル挿入 | 診療看護師・特定行為看護師が対応 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
入院の説明 | 外来看護師が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
検査の説明 | 看護師、放射線科技師が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
エコー検査の実施 | 診療看護師、検査技師が対応 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
服薬指導 | 薬剤師が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
栄養指導 | 管理栄養士が実施 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
電子カルテ音声入力 | 病棟回診等で音声にてカルテ入力 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
その他 | 医師事務作業補助者の活用 | 実施済み:R6年度以降も継続 |
- 勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制の実施
- 予定手術の前日の当直に対する配慮
- 当直翌日の業務内容に対する配慮
- 診療看護師の配置
- 看護師特定行為研修 修了者の配置(6名)
- 看護師特定行為研修 指定医療機関
- 看護師特定行為研修者の育成
【看護師の負担軽減および処遇改善】
- 業務量の調整
- 他職種との業務分担
・薬剤師 ・社会福祉士 ・臨床工学士 ・臨床検査技師 ・放射線技師 - 看護補助者の配置
・一般病棟の手厚い看護補助者の配置
・一般病棟の夜間看護補助者配置 - 夜間負担の軽減
・夜勤連続2回以内
・2時間の仮眠
・一般病棟の夜間看護師配置
【医療従事者の負担軽減及び処遇改善】
- 多様な勤務形態の導入
- 夜勤や超過勤務の減免
- 産休育休制度の充実
- 1週間の休暇取得の奨励
患者様へのお願い
当院は上記のような取り組みを実施しています。
そのため不要不急の時間外受診は、なるべくお控えください
厚生労働省から求められていることですので、ご協力をよろしくお願い致します
また、夜間時間外受診時には、1万円を預かり金とさせていただきますのでご了承ください
男性職員の育児休暇取得体験記
32 歳 男性 理学療法士
第2子が生まれた際に当法人で初めての男性育児休暇を取得させて頂きました。
三ヶ月の期間を休ませて頂きましたが、育児で学べたことは、名もなき生育児、家事が多いということです。おむつ交換の際に、おむつ、おしりふきの準備、交換したら専用のゴミ箱に捨て、ゴミ箱がいっぱいになったら袋を交換する。ミルクも調乳し、飲み終わったらすぐに洗って、消毒。お風呂も入れる前にタオル、着替え、ボディ ークリームの準備、トイレットペーパーやボディーソープ・シャンプーの補充等々、今まで妻が当たり前のようにやってくれていたことがこんなにもあることを知れました。
改めてワンオペで育児をしている世の中のお母さんの凄さを感じたと共に妻への感謝でいっぱいです。
第2子の時はこんな事ができるようになったよ、これをするとよく笑うよ、と、仕事から帰ってきてから話を聞いていましたが、育休を取り24時間一緒にいられることで新しい発見や成長をその場、その場に間近に感じられ、とても良かったです。
今後、当法人でも男性の育児休暇が取得しやすい環境にしていければと思います。
43 歳 男性 薬剤師
私が育児休暇を取得した理由は、妻が第2子を出産し、生まれた子供と 3 歳になる長男の育児と家事の両立するのは、妻一人では大変であると考えたからです。
子供が生まれた最初の数週間は、産後の体力が落ちている妻をサポートしながら、生まれた子供と長男の育児を行い、合間の時間を使い家事を行うなど一日中気の抜けない日々が続きました。
しかし、妻や子供たちのことを考えながら生活することは、大変ではありましたが、幸せな時間でもありました。子供たちと常に接していることで、日々の成長を肌で感じることができ、育児の楽しさを知ることができたからだと思います。特に、生まれたばかりの子供は、どんどん成長していきます。この成長を私、妻、長男の三人で一日中一緒に見られたことは、何ものにも代えがたい貴重な時間でした。
育児休暇を取得することで、家族と向き合う環境を整えることができました。そして、育児の大変さや喜びを家族と共有することができ、とても良かったです。
今回、職場に育児休暇取得の相談をした際には、快く取得させてくれてとても感謝しています。