竹林整備情報     



 キャンプジョイナス上の高崎自然歩道沿いの
ところです。
  雑木林だったところが放置されて竹林になって
しまいました。
  地主さんが「有効利用して」と無償で提供して
くださることになりました。

  丘陵のアチコチで竹林がはびこり、保水性
の悪い、暗い森になっています。
  竹林は小鳥や蝶たちには魅力がありません。
  さびしい森になっています。

  竹林を切り開き、元々の雑木林を取り戻そう
という活動です。


   ブログのように古いのは下の方になるように書き足します。    
   定例作業日  毎月第一土曜日 午前中8時から


平成22年度 5月からは 別のページからはじめます。・・・こちらへ


平成22年 4月 竹炭野焼き法・・・既に数回実施してやり方がほぼ確立しました。

   15センチほど浅く広く孔を掘る。

   縁の一箇所に煙突孔を開け、煙突を
  石等で固定する。

   竹を焼くときに空気が回るよう、土台
   になる丸太を2〜3本敷く。








  丸太の上に乾いた竹を載せ、火をつける。
  焼けるそばから、どんどん上に竹をのせて
 いく。

  火が回るように紙を丸めて置いておく。
  乾かしておいた竹を、半分に割っておく。

  周りにある枯れたツタなどもいっしょに
 燃やして、火種にする。




  全体に火が回ったら、焼けてしまわない
 内に、トタンを乗せて蒸し焼きにする。













  トタンの上から土を掛ける。

  煙突から出る煙を観察する。














  土を掛けるのは大急ぎ。












   翌日、土をどけて、トタンを開けると
  炭のできあがり。













  燃え尽きてしまう竹もあるが、一回で
 10キロほどの竹炭ができる。

  土壌改良に使うので、多少粉々でもOK










平成22年 4月 C地区の竹伐採が進んできました

 


  竹を伐採したところは明るくなり、
  埋もれていた樹木もうれしそうです。

  竹を膝の高さで切ることにより、早く
  腐らせる作戦です。









平成22年 2月  畑もできました


  畑に菜花が植えられ、芽が出ています。

   A地区のようす


   大分開けて、竹林であったことも
  分からないくらいです。










平成21年 8月23日 C地区の竹をいただいて、城山小で流しそうめんなど



   PTA会長さんらが竹の切り出し作業。
















   素麺流し。かっこいい!


   みんな、真剣に食べてるね。












  竹細工コーナーでは素麺を食べる
  マイお椀とマイお箸作りも・・・。














8月8日 定例作業日
  定例の第一土曜日は高崎のお祭りだったので、第2土曜日に作業が行われました。
   なんとか畑ができそうです。


報告:観音山丘陵ネットの会では「七夕山」竹林整備に関して「全労済地域貢献助成事業」の
   補助金をいただきました。実施期間は 平成20年8月1日〜平成21年7月31日。
   現地の整備に関わる費用や講演会開催、機具の購入の一部に使わせていただきました。



7月12日(日) 定例作業(4日は雨で延期された)

  重機のユンボを賃貸して、竹伐採後の根きりと地ならし作業を行いました。
  大人7人参加。A地区とB地区はだいぶ開発されてきました。  

  雨降りの日が多く、竹の子はどんどん伸びるし、作業はなかなかたいへんです。



7月6日 竹を城山小の子どもたちの七夕飾りにいただきました

  雨の天気がつづき、7月4日の定例作業は12日に延期。
  子どもたちの七夕飾りにするため、竹をいただきました。
  2年生が勉強に使いました。職員室の前にも飾られていました。
  どんなお願い書いたのかな?



6月30日 丘陵に産廃計画が

 丘陵では30年も凍結されていた産廃の計画が、合併騒ぎにまぎれて、始動。
 私たちの竹林も産廃に狙われそうな場所です。
 地主さんの強い志を受け止めて、きちんと管理して行こう!
 ゴミの不法投棄など、山から人がいなくなると汚されてしまうのが現実。
 みんなでどうしたら良いか、会議を開きました。


6月21日 竹林の様子

 20日、21日にNPO「手をさしのべて」が予定していた竹の子祭りの行事は
雨のため縮小。残念でした。

 竹林には竹の子が・・・。さらにまた、竹が伸びてしまった。
 畑はユンボで根っこを除去したので、順調です。


   


5月26日 観音山丘陵ネット会議平成21年度第一回 「オオカタモデル森林について」

      里山作りを行う学習として、「オオタカモデル森林について」と「オオタカの生態について」
     講演会を開催しました。
      オオタカは比較的身近に、観音山丘陵にも生息していることが分かりました。
      でも、餌となる小鳥が多いことが大切。竹林のはびこった丘陵では、餌が獲れません。

      


平成21年
4月19日 観音山丘陵ネットの会総会 
   会の皆様に「七夕山」の活動経過などをご報告。今年度も引き続き活動することを確認しました。会の活動計画
  

   C地区担当のSさんからは、「ゴミも多いし、子どもが参加できるように安全も考えながら、じっくり整備
  していく。」というお話がでました。カラスの巣、スズメバチの巣があり、ヘビもいるそうです。


平成21年
4月5日 切り開かれた竹林の様子
 ご報告がいきなり飛びますが、平成21年春の作業最新情報。
 切り開かれた竹林のようす。と今後の展望。

    竹を切り開いて出来た広場。

    根っこが残っていると、また、竹林になってしまいます。

    A地区と名づけたこの広場は畑などにしようと、ユンボで
    耕しました。

    昨年切った竹の一部は粉砕機で粉砕し、夏を越えたので
    ほとんど土に還りました。

    粉砕していない竹は周囲に積み上げて整理しています。




    A地区の上の部分。

    大平台の通りに面する竹林が切り開かれ、キャンプジョイナスへ
    曲がる道路の見通しが良くなりました。

    ドライバーに好評。

    開けた広場は駐車場に利用予定。

    周辺には草花を植えたり、花木の苗を植えました。





   A地区下のB地区を上から見たところ。

   急斜面のB地区は作業がたいへんですが、だいぶ竹の伐採が
   進みました。

   竹を切ってみると、竹と光を求めて競争していた木が出現。

   上の方だけ何とか葉っぱを茂らせていた、不自然な樹木の姿。

   竹林の中でも常緑樹はかろうじて生存し、幼木が新たに目立ちます。


   道路わきの竹も少し切りました。







  B地区を下から見たところ。

  カーブに沿って、すっかり見通しが良くなりました。

  心無い人がゴミを捨てたりしないよう願います。

  ここは、北小エコクラブがコナラやエノキを植樹しました。

  豊かな雑木林(落葉広葉樹の森)の復活とオオムラサキの
  住処を目指しています。





  下の道路沿いは竹が道路に覆いかぶさらないよう少し切ることに。


  道路沿いは開けるとゴミを捨てる人がいるので、配慮が必要。


  ウグイスが鳴いていました。
  近くでは桜も咲いています。

  このガードレールの下側(崖のよう)がC地区



   平成21年になりました  
 1月〜3月は、寒いので竹林整備作業などはお休みにしました。
 3月に、交流会を開催して、今後のことを相談しました。



平成20年
 12月20日 探鳥会・・・・報告別ページ
   竹林を整備したらどんな鳥がきてくれるのかな?
   自然豊かなカッパピア跡地と放置された竹林の鳥の様子を観察して、比べました。
   残念ながら竹林にはカラスとウグイスくらいしかいません。
   しかし、竹林に埋もれるように生えているエノキの足元でゴマダラチョウとオオムラサキの
  越冬幼虫を確認することができました。


平成20年
 11月6日 城山小秋祭り「ふれあいマーケット」で竹細工コーナー
    毎年恒例の城山秋祭りに「竹細工コーナー」を実施しました。
    もちろん、材料の竹は「七夕山」から切り出したもの。
    PTA会長さんが良い竹を選んで運んでくださいました。


  


  


    地域の方のご指導で水鉄砲、お椀、ハシ、花瓶などを作りました。
      作った容器で秋祭りのおそばをいただきました。



平成20年
9月27日 観音山丘陵ネット会議 第5回 「観音山丘陵の野鳥について」 
   竹林整備で取り戻そうとしている丘陵の生き物について、野鳥の立場から勉強してみました。
   観音山丘陵にくる鳥は、南の島から渡ってくる貴重な鳥もいることがわかりました。
   「七夕山」を野鳥の楽園にするため、がんばろうという気持ちになりました。
 報告別ページ


平成20年
8月31日 観音山丘陵ネット会議 第4回 「片岡の歴史と自然について」 
   竹林のある丘陵が昔はどんな風だったか、地域の歴史を勉強しました。 報告別ページ




竹林整備の活動を進める相談会      平成20年6月24日 竹林現地にて

 今後の竹林整備の手順などを現地に集まって相談しました。
 メンバーは、地主さん、高崎の水を考える会、観音山丘陵ネットの会、手をさしのべて、地域の方
など。いろいろな方をさそって、竹林作業を通して、元気になりたいと思いました。
 すぐ近くでウグイスとホトトギスが鳴いていました。
 
 
毎月第一土曜日を定期の活動日とします。朝8時からお昼まで。現地集合。

 その日以外にも、各自で活動することができます。現地に連絡ポストを設置し、作業内容と観察した
生き物などを記録することになります。

 当面、現地の竹切り作業がメインです。

 竹細工の専門家のお話では、現地の竹は良質なもので、細工に適しているそうです。
 それなので、全部切ってしまうのはもったいないというようなことでした。
 よい竹というのは、節と節の間隔が長く、節が出っ張っていないものだそうです。

 タケノコの太さがその竹の太さを決めるので、太い竹の子は太い竹になるそうです。
     知らなかった・・・・。

 竹細工に使う竹は、夏場に切ってはムシが入るのでだめになるそうです。

 会議の後、また、タケノコ採ってきました。早速、煮て・・・・。
おいしいよ!



竹林整備について勉強しました   

講演会「竹林をどうしよう?」の要旨     平成20年6月8日午後
              高崎の水を考える会主催、観音山丘陵ネットの会共催
     講師:かぶら里山保全会・・・・富岡市蕨で竹林整備をしている方々
      齋藤先生(富岡市立小野小の教師)、久保さん(地元農家、会の事務局長)
      三田さん(元富岡市役所担当課長)
   活動は、7年くらい続いているそうです。
1) 子供たちのこと
   竹林の作業は3年生からできる。竹切り、切った竹の移動。
   現地での自然観察を子供たちとやっている。
   自然の変化があり作業の結果がわかるので楽しい。
   子供の変化・・・虫の名前など良く知ってる
   4月:生き物が見えない、5月:見つかるが採れない、6月:採れるようになる
   竹を切ると水の流れができて池ができた。蝶や生き物がやってきた。
   オオムラサキ、玉虫いる!
   長袖、長ズボン、ヘルメット、ゴーグル、軍手などが必要。長靴。
   毎年、中学生がやるベンチャーで作業に来る。大人気。
   最後の日には、火を起こさせて焼きそば食べさせる。竹で弓を作って競技会。
   子供たちは1〜2日目戸惑い、3日目だらける、4日目から作業の結果が見えてくるので
   目の色が変わってくる。自分からやりだす。朝、6時から来る子も出現。
   休憩所のいすなども、子供たちが作った。
   齋藤先生は、中学校の理科の先生だった。環境教育研究の指定校になったので、
   先生方がいろいろ工夫して学習していたが、ビデオや写真を見せて学習させるのに、疑問を持った。
   そこで、理科クラブや授業で子供たちを野外に連れ出すようにしたら、子供たちが変わっていくのが
   よくわかった。昭和30年代以降の人は野外の経験がない。
   外に連れ出さないとだめだと考えている。同じ地域の小学校に移動を希望した。
   子供たちが理科好きになる。

2) 切った竹の利用や整備した土地の利用・・・何もしないよりはいいだろうと始めた。
   チップ化。障害者施設の方へ竹の提供。根っこの掘り出しはしない。効率が悪い。
   竹炭(商売としてやっている人との関係考慮)
   コナラなど植えて炭、薪として利用を考えている。
   蕎麦をまいて、収穫した。
   里山を守ろうという発想だけでは駄目。使って、守ろうという考え大切。

3) 地域との関係
   作業していると地域の方が野菜など持ってきてくれるようになった。
   老人の生きがいになっていると家族に感謝されている。
   竹林整備して鳥が増えたのか、近くの茄子畑の消毒が少なくて済む。
   枯れ沢にいつも水が流れるようになった。
   産、官、学がかかわることが大切。自然保護のためということだけでは続かないだろう。
   地域は小学校も少数校で小さい町だが、若者が外に出てから戻ってくるようになった。

4) 運営資金、機材など
   県から谷津田再発見プロジェクトに決まったが、東屋、U字溝、駐車場などが対象だったので断った。
   必要なのは機材など(ユンボ、運搬車、チェーンソウ、手ノコ、鋸、草刈機、鉈など)
   子供たちの作業に、ゴーグルとヘルメット
   管理小屋ある。保管庫、トイレ。
   ゴミの処理・・・市に依頼


竹林整備の準備会(顔合わせ)   平成20年5月18日

 竹林整備予定地近くのY氏の別荘で、お仲間と顔合わせ。
 北小のPTAの方が早速、活動の計画を立てました。
 地元の方の応援もあり、いい感じです。



竹林整備と「観音山丘陵ネットの会」   平成20年4月20日

 観音山丘陵ネットの会のメンバーが竹林整備の活動参加を呼びかけました。
 総会で、活動参加を承認。どのように関われるかは、今後のこと。


初めて訪れた竹林のようす  平成20年4月1日

〈**山現地のようす〉
   竹が生い茂って、林の中は暗い。
   路沿いのエノキには越冬幼虫が確認された。
   竹林より背の高い広葉樹がかろうじて生きている。
   ゴミの不法投棄もある。
   ここは、高崎自然歩道が通っているところだ。

   この道路を下ったところが高崎市立のキャンプ場
  「キャンプジョイナス」だが、路沿いはずっとこんな感じ。



 右側が整備されていない竹林

 左側が整備された雑木林